東大阪市の現状

令和4年10月から令和5年3月まで東大阪市が舞台の一つとして選ばれた、NHK 朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」が放送され、最終回の放送では、みんなの夢をのせた新しい翼となって大空へ飛び立つ!と言う感動のフィナーレでした。
東大阪市が毎日メディアに取り上げられ、東大阪市の魅力の再発見はもちろんのことブランドイメージは大きく向上し、まさに舞いあがった1年となりました。

東大阪市の人口移動の傾向として転出が転入を上回る状況が続いておりましたが、先般総務省が発表しました住民基本台帳によりますと令和4年は転入が転出を上回る結果となり、大阪府内では4番目に多い転入超過数でもあり東大阪市としては喜ばしい結果となりました。

スポーツの世界におきましても、今年度よりラグビーの花園近鉄ライナーズがディビジョン1に昇格、サッカーのFC大阪は念願のJリーグへ参入となり、東大阪市を拠点とするプロスポーツチームとタッグを組み、東大阪市の知名度の向上とにぎわいの創出が見込まれる年となります。 こうした希望ある話題を追い風に、令和5年度はさらに飛躍していくための大事な年となります。

令和5年度は東大阪市第3次総合計画第1次実施計画及び第4期市政マニフェストの最終年となります。
東大阪市第3次総合計画で定めた3つの重点施策とは、「若者・子育て世代に選ばれるまちづくり」「高齢者が活躍するまちづくり」「人が集まり、活気あふれるまちづくり」であります。

「若者・子育て世代に選ばれるまちづくり」とは令和5年4月に創設される「こども家庭庁」とも関連しますが、教育、少子化、児童虐待など、子どもに関する潜在的課題に対して一つひとつに丁寧な対応を積み重ね、市民の皆様が笑顔になり笑い声が自然とあふれる「住みたい」「住んでよかった」と思っていただけるような「子どもファースト」なまちづくりをめざすと言うものです 。

「高齢者が活躍するまちづくり」とは、高齢化率28%の東大阪本市で高齢者の方がいつまでも元気に生きがいを持って社会で活躍していただくことが重要となります。高齢者が社会参加することで、介護リスクを低下させる傾向があります。
また、高齢者の就業に関しましては、調査の結果、就労に意欲を持つ高齢者が54.7%おられることがわかりました。 今後も少子高齢化が進む中、健康で意欲のある高齢者が労働力の一翼を担える時代となるようなまちづくりをめざすと言うものです。

「人が集まり、活気あふれるまちづくり」とは、「東部大阪 中枢エリア」として大阪・関西万博、IR、JRおおさか東線による「うめきたエリア」直結やモノレール南伸による府内外へのアクセス向上など、今後の大阪の成長と発展を東大阪市が主体者たる姿勢でリードしていくと言うものです。

施策とは、ある事柄に対処するために実施される処置または実施すべき計画のことを意味する表現ですが、上記重点施策は、全て実現必達しなくてはいけないものであります。